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夢の中で「あ、これは夢だ」と気づくことがあります。このような夢が明晰夢です。見てみたいと思っても、毎晩狙いどおりに見られるわけではなく、夢に気づくことと自由に操ることも別です。
この記事の要点
- 明晰夢は、夢の最中に「夢だ」と気づくこと。自由に操作できるとは限りません。
- MILDやSSILDなど、夢への気づきを目指す方法が研究されています。
- まずは普段の起床後に、覚えている夢を短く残すところから。
- 明晰夢のために睡眠を削ったり、薬やサプリを自己判断で使ったりしないでください。
- 不眠や強い不安、現実と夢の区別への不安があるときは練習をやめ、医療機関に相談しましょう。
明晰夢では、何が起きている?
普通の夢では、不思議な展開もそのまま受け入れていることがあります。明晰夢では、夢が続いている間に「今は夢を見ている」と自覚しています。たとえば、現実にはあり得ない場所にいることに気づくような場面です。
気づいても、場面を変えたり空を飛んだりできるとは限りません。少し気づいた後に普通の夢へ戻ることも含め、体験は人によって違います。
MILD・SSILD・リアリティチェックの違い
| 方法 | どんなことをする方法か |
|---|---|
| MILD | 見た夢を思い出し、その中で夢だと気づく場面を想像して、「次は夢だと気づこう」と意図する方法。 |
| SSILD | 目を閉じた状態での視覚、周囲の音、体の感覚へ順に注意を向ける方法。 |
| リアリティチェック | 手や文字などを確かめ、今が夢かどうかを確認する習慣。 |
このほか、途中で一度起きて再び眠るWBTBや、覚醒時の意識を保ちながら夢へ入ろうとするWILDという呼び名もあります。WBTBはMILDやSSILDと組み合わせて研究されてきました。
夜中にアラームで起きる方法は、眠りを中断します。翌日の睡眠不足につながりそうなら取り組まないでください。いくつもの方法を一度に試す必要はありません。
まずは、起きた後の短い夢メモから
- 普段の起床後、覚えている場面を一言書く。「駅にいた」「空を飛んだ」だけでもよい。
- 夢の中で不思議だったところがあれば、一つ添える。
- 「夢だと気づいたか」「気づいた後はどうなったか」を、覚えている範囲で残す。
- 眠れた時間や日中の眠気も一緒に確かめる。
何も覚えていない朝は空欄で構いません。思い出すために長く寝床に残ったり、記録のために夜中に起きたりせず、普段の予定を優先しましょう。詳しい書き方は夢日記の書き方で紹介しています。
何日続ければ見られる?
見られるまでの日数は一律には決まりません。MILDやSSILDなどの方法を試しても、思いどおりに体験できるとは限りません。見られなくても、睡眠を削って練習を増やす必要はありません。
同じような場面が繰り返されて気になる場合は、同じ夢を何度も見るときの記事も参考にしてください。
眠りが乱れたら、練習を休む
寝つきが悪くなる、翌日まで眠い、夢を考えることがつらいと感じたら、練習を休んで睡眠を優先してください。日中も現実と夢の区別に不安がある場合や、心身の病気で治療中の場合は、自己流で始めず主治医に相談しましょう。未成年の方も、夜中に起きる練習はせず、必要な睡眠を優先してください。
金縛りは、寝入りばなや目覚め際に、意識があるのに体を動かしたり話したりできない状態です。数分続く場合があります。頻繁に起きて寝るのが怖い、睡眠不足でいつも疲れているときは医療機関へ相談してください。
明晰夢を見るための薬やサプリを自己判断で使うのは避けましょう。悪夢の治療を目的に練習する場合も、まず医療機関で相談してください。寝室でできる工夫は悪夢が続くときの寝室チェックで紹介しています。
よくある質問
- 明晰夢に気づけば、自由に操れますか?
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気づくことと操作できることは別です。夢の流れが変わらなかったり、目が覚めたりしても、失敗だと考えなくて構いません。
- リアリティチェックは何回すればよいですか?
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毎日の回数をノルマにする必要はありません。確認を繰り返すことで日常生活に支障や不安が出るならやめてください。
- 夜中にアラームで起きないといけませんか?
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起きる必要はありません。途中で起きる手順を使う研究もありますが、睡眠を削ってまで取り組むものではありません。まずは普段の起床後に、覚えている夢を短く振り返る程度にしましょう。
- 明晰夢で悪夢を治せますか?
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自己流の練習を治療の代わりにしないでください。悪夢が続き、睡眠や日常生活に支障が出ているときは医療機関に相談しましょう。

